結納はなぜするの?
男性側から女性側への最初の正式なご挨拶です。
結納は心配りを大切にする日本の美しい伝統文化で、単なる婚礼儀式の一つではなく本人同士はもとより、御両家の親同士の信頼を深め絆を強くする儀式です。
婚礼儀式は両家の親が、自分たちの子供が良い伴侶を迎えて、幸せな家庭を築いていけるようにお祝いをする門出の儀式です。 また、結納儀式は、素晴らしいお嫁さんを迎える男性側の慶びの気持ちを結納の品に込め、誠意をもって女性側に伝え、女性側はその真心を受け取る儀式です。
結納の品はそれぞれに意味のある品物を、鶴亀松竹梅など縁起の良い水引で飾りつける事で、嫁を迎える男性側の慶びの気持ちを表し、新しい家庭を築いていく子供さん達の永久の幸せを願っています。
女性側の男性側に負担をかけまいとする気持ちは大切と思いますが、その真心を素直に喜んで「娘を宜しくお願いします。末永く可愛がってください」という気持ちでお受けした方が失礼にならず、それだけ大切に思われて嫁いでいく幸せな娘さんとの良い思い出になると思います。
婚礼儀式は本人同士の物だからという傾向にありましたが、最近、ご両家の親様同士の結び付きを強くした方が良いと言う事と、大切に育ててきた自分の娘が男性側の親様にも喜ばれて迎えられる幸せをお祝いする為に御両家、ご親族で行われる結納式が見直されています。
最近顔合わせの食事会と結納式を混同される方も見受けられますが、意味として全く違います。
結納式は、まず嫁を迎える男性側が誠意を表わし、女性側がその誠意に応える儀式です。 親しき仲にも礼儀あり、何事もはじめが肝心です。結納式を通じ、御両家の親同士の親交を深め、絆を強めて子供さん達の門出をお祝いして下さい。
堅苦しいかも知れませんが、古くから伝わる日本の美しい伝統文化を心から味わってください。
結納の起源
1400年前に仁徳天皇の皇太子が羽田矢代宿禰の娘黒媛を妃にする時に納菜が贈られたのが
起源とされています.
結納儀式の進め方
結納の風習には全国各地様々な物があり、全く違った事もする事もあります。例えば女性側から差し上げるお返しの品の色は、関西や九州などでは青とか緑色を使用しますが、関東地方では青色は不祝儀の色とされて赤い奉書紙を使用します。各地の結納についてご不明の点は全国結納品組合連合会加盟店に御相談下さい。
当店では安心して結納をお納めする事が出来るように、講習会に於いて受講されている方同士で実技として、プレ結納を行っております。講習会を受講できない方には納品時に丁寧に説明させて頂きます。